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Idol Happiness Website Diary

WHAT HAPPENED !?゚・:。★野生の王国 2015★。・:゚

 

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Response: --   Community: Theme[動物・植物 - 生き物のニュース] Genre[ニュース]

Z o o E x p r e s s ■ ズー・エクスプレス ■ No.590

■目次■----------------------------------------------------------------

 ・上野動物園
   ├─ニホンザルの出産
   └─ジャイアントパンダ「シンシン」の近況(2)

 ・多摩動物公園
   ├─チンパンジー村の勢力図
   ├─ソデグロヅルのひなの孵化
   ├─6/16 観察デーはシフゾウの観察
   └─2012年6月のキーパーズトークと園内情報

 ・葛西臨海水族園
   ├─ムラサキウニの器用なトゲ
   ├─今が狙い目! 大水槽で産卵ウオッチング
   ├─続・新たな視点で見てみると(40)華麗に光る「ヤコウチュウ その3」
   └─6/9, 6/23 スタッフトーク「水族園で脱ぎました!」

 ・井の頭自然文化園
   ├─クマネズミの新展示と出産
   └─「いきもの広場」で遊ぼう[1]子ガエルの旅立ち

 ・上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園
   └─東京おもちゃショー2012に出展します!

 ・書籍紹介──千石正一『つながりあういのち』

■上野動物園■==========================================================

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 ▼ニホンザルの出産
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  2012年5月18日と28日、上野動物園のサル山でくらすニホンザルが出産しま
 した。出産したのは、18日がパンジー(推定7歳)、28日がナノハナ(推定6
 歳)という個体です。生まれた子は2頭ともメスでした。

  パンジーとナノハナを含む20頭のニホンザルは、2009年4月24日青森県下北
 半島から上野動物園に来園しました。野生由来のため年齢は推定となります。

  下北半島の野生ニホンザルは、大抵5〜6歳で初めて出産するようですが、
 この2頭もおそらく初産だと思われます。

  ではなぜ初産だとわかるのでしょうか? 答えはメスの乳首にあります。ニ
 ホンザルのオスは、ほとんど乳首が見えません。メスの場合は少し目立ちます
 が、この乳首のサイズに子育て経験が影響します。子育て経験のない、つまり
 授乳経験がないメスの乳首は長さが1センチほどです。しかし、一度授乳を経
 験したメスの乳首は伸びていて、4センチ近くになります。乳首の状態を観察
 することで、パンジー、ナノハナも初産なのではないかと推察したわけです。

  ニホンザルの育児は、基本的にはたとえ血縁関係にある間柄でも、ほかの個
 体が手助けをすることはありません。出産直後から母親は1頭で子どもを守り
 育てなくてはいけないのです。

  しかし、群れでの社会生活を営む以上、ほかの個体と関わらないわけにはい
 きません。ナノハナは、ほかの個体との付き合いも良く、ふだんのようすから
 もうまく子育てをやっていけそうな印象を受けていましたが、パンジーは、日
 頃から1頭でいることが多く、順位も低いため、群れの中でうまく子育てがで
 きるか心配していました。

  出産した日、パンジーはやはり落ち着きがなく、生まれたばかりの子を抱い
 てほかの個体を避けながら歩きまわっていました。しかし数日後、2歳の子を
 もつアヤメやタンポポに毛づくろいをしてもらうパンジーの姿が目に付くよう
 になりました。また、ふだん1頭でいることが多いマーガレットなどが、パン
 ジーに近寄ってきています。みな生まれたばかりの赤ちゃんに興味があるから
 でしょう。
  
  こうしてパンジーは、出産を機にさまざまな個体と社会的な付き合いをでき
 るようになりました。群れの社会生活の中で順調に子育てしてくれることを願
 っています。
                  〔上野動物園東園飼育展示係 青木孝平〕

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 ▼ジャイアントパンダ「シンシン」の近況(2)
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  2012年5月29日発表、ジャイアントパンダ「シンシン」近況は↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=20865

■多摩動物公園■========================================================

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 ▼チンパンジー村の勢力図
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  多摩動物公園では、22頭のチンパンジーを飼育しています。チンパンジーは
 群れでくらし、オスにもメスにも群れの中での序列(優位性)があります。オ
 スの序列の中で最優位にいるオスは「第一位オス」あるいは「アルファオス」
 と呼ばれています。

  現在、アルファオスの地位にいるのは「ケンタ」です。アルファオスの重要
 な役割の一つが群れの秩序を守ることで、たとえば、メス同士のケンカの仲裁
 もおこないます。仲裁のためには、加害者と被害者を見分けて、被害者の味方
 についてやらなければなりません。それを間違えると、被害者の方は納得がい
 かず、自分に味方してくれるほかのメスたちと一緒にケンタを追いかけるとい
 う事態にもなります。

  一方、14頭いるおとなのメスたちの間にも序列があります。こちらはなかな
 か複雑です。メスの2大巨頭が「ピーチ」と「ナナ」です。ピーチもナナも体
 が大きくオスのような体格ですが、とくにピーチは、オスを自分の味方につけ
 ることがとても上手なため、序列の上位を守っています。

  最近、ピーチとナナが互いにグルーミングをし合ったり、2頭で並んでほか
 の個体に圧力をかけている姿をよく見かけます。単純に仲が良いというのとは
 少し違い、2頭で同盟を組むことによってそれぞれの地位を守ろうとしている
 のではないかと思われます。

  反対に順位の低いメスの筆頭が「サザエ」「マリナ」です。サザエは、ほか
 の者たちの争いには巻き込まれたくないとばかり、ポツンと1頭で離れて過ご
 すことが多い個体です。マリナはとても勝気で、自分より上位の者にまで向か
 っていく無鉄砲な性格です。ただ味方を作ることが下手なようで、ケンカを売
 っても加勢してくれる者がいないため、負けて泣きっ面で逃げていく姿をよく
 見ます。

  メスの序列は、発情の有無、味方の有無など、さまざまな条件によって変動
 するので見極めるのが難しいのですが、個体を絞ってじっくり観察してみると
 それぞれの関係が少しずつ見えてくると思います。

                〔多摩動物公園北園飼育展示係 牧村さよ子〕

 --------------------------
 ▼ソデグロヅルのひなの孵化
 --------------------------
 
  2012年5月14日、多摩動物公園でソデグロヅルのひなが1羽孵化しました。
 人工授精で得られた有精卵を孵卵器で温めて孵化させました。孵化後は親に戻
 し、ひなは元気に育っています。
 
  「人工授精をおこない有精卵を得る」、文章に書くと簡単なのですが、実際
 には、メスの産卵時期やオスからの採精のタイミングなどがなかなかうまくい
 きません。とくに親の抱いている卵と孵卵器で温めている有精卵を入れ替える
 タイミングが難しいところです。

  以前から、嘴打ちの状態(卵の中のひなが殻を割り始める孵化直前の状態)
 で卵を入れかえてもうまく孵化できないことがあり、最近では、ひなになって
 から親の抱いている卵と交換するという方法を採っています。

  今回も、無事に孵化したところで親に戻すことにしていました。ところが、
 親たちは直前まで人工授精をしていたので、孵化予定1週間前になっても、ま
 だ卵を抱いていませんでした。孵化予定は5月14日、親のペアは5月12日にや
 っと卵を産み、抱卵を始めました。

  抱卵期間2日で、卵がひなになったらどうなるか? 少し不安でしたが、子
 育てはベテランのペアなので、ひなを戻したところ、無事受け入れられました。
 今回のひながとても元気な個体だったこともよかったようです。

  ツルの子育ては、親がひなの口先に餌を差し出して給餌します。ソデグロヅ
 ルは虫もよく食べるので、餌としてミールワームを与えていますが、ミールワ
 ームは殻が固く、孵化したてのひなの餌としては不向きです。親もそれがわか
 っているのか、ミールワームを自分では食べますが、ひなには差し出しません。

  親はそれまで使っていた巣を壊し、その中から何かを探し出してひなに与え
 ます。たぶん、ミールワームより殻の柔らかい虫を与えているのではないかと
 思うのですが、確認できずにいます。

  今回親は孵化後3日目あたりから、餌のワカサギを細かく振りちぎって与え
 ていました。今までワカサギをこんなに早く与えているのを見たことはありま
 せん。抱卵2日で卵がひなになってしまったため、巣の下に十分虫がいなかっ
 たのでしょうか?

  じつは、今回の親は、以前紹介した大アブちゃんペアです。

 ・「ソデグロヅル大アブちゃん参上!」(2008年01月25日)
  http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=newslink_num=8301

  飼育係に対しては相変わらずとても攻撃的ですが、彼らは子育てを安心して
 任せておける、とてもたよりになるペアなのです。

                  〔多摩動物公園南園飼育展示係 土屋泉〕

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 ▼6/16 観察デーはシフゾウの観察
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  第3土曜日に開催している多摩動物公園の「観察デー」。動物解説員ととも
 に観察シートを利用して動物をじっくり観察します。

  6月の観察デーは、2012年6月16日(土)。15時から16時まで、シフゾウの
 観察をします。

  シフゾウって、どんなゾウ? いいえ、大型のシカの一種です。オスの角は
 毎年1月に落ちて生え換わりますが、5月にはもう新しい角が大きく成長して
 います。大きな体でゆっくり動くため、じっくり見ていないと何をしているの
 かわからないこともあります。歩くと、パチパチふしぎな音を出します。シフ
 ゾウは、これまで観察デーでもあまり取り上げる機会がありませんでしたが、
 今回はこの風変わりな動物をのんびり見てみましょう。

  「観察シート」はシフゾウ前で配布します。ご希望の方は、時間内においで
 ください。

 ※観察デーと観察シートについて詳しく知りたい方は、こちら↓をどうぞ。
 http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/watching_sheet/index.html

 ----------------------------------------
 ▼2012年6月のキーパーズトークと園内情報
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  多摩動物公園のキーパーズトークのスケジュールは↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&link_num=20866

■葛西臨海水族園■======================================================

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 ▼ムラサキウニの器用なトゲ
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  葛西臨海水族園「しおだまり」水槽で生き物のじょうずな観察のしかたをご
 紹介するシリーズの2回目は「ムラサキウニ」です。

 ・「しおだまり」観察第1回「ヒザラガイは硬くてやわらかい?」
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=20823

  ムラサキウニは本州から九州にかけての温かい海に分布し、潮間帯から水深
 70メートルくらいまでの岩場に生息しています。濃い紫色の丸い体に、体と同
 じくらいの長さのトゲをもっています。トゲまで合わせると、大きなものでは
 直径15センチほどにもなります。

  ムラサキウニの体を見てみると、トゲの間で濃い紫色の細い糸のようなもの
 が何本も揺れています。これは管足と呼ばれるウニの足です。先端の少しふく
 らんだ部分が吸盤のように働き、物にしっかりくっつくことができます。

  岩の穴の中のウニを見ると、すっぽりと収まって太いトゲを広げています。
 そのままだと穴の口にトゲが引っかかって出入りすることができないはずです
 が、ウニはトゲを動かし、このような穴や隙間を自由に通り抜けることができ
 るのです。このようにムラサキウニは、たくさんの管足とトゲを順序よく使っ
 て移動しています。

  ムラサキウニにじょうずに触ることで、そのトゲの動きを指で感じ取ること
 ができます。トゲの先に注意しながらトゲの間にそっと1本の指を入れてみる
 と、ウニはトゲを動かして指に触れてきます。自分の武器であるトゲを相手に
 向けることで、それ以上近づかせないようにしているのでしょう。

  「しおだまり」水槽では、生物に1本の指でやさしくさわる「1本指のルー
 ル」があります。この触り方は、生物を傷つけないためだけでなく、その生物
 の特徴を理解するのにとても便利です。

  また「しおだまり」スポットガイドの時間(13:30から15:00)には、ウニの
 殻を触ることができます。トゲは取れてしまっていますが、大小のコブがきれ
 いに並んでいるのがわかります。トゲはこのコブの上に関節のようなしくみで
 つながっているため、自由に動かすことができるのです。さらにその殻をよく
 見てみると、ウニの体のつくりを知ることができます。お気軽にスタッフにリ
 クエストして、生きているムラサキウニと見比べながら楽しく観察してみてく
 ださい。
                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 三浦絵美〕

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 ▼今が狙い目! 大水槽で産卵ウオッチング
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  葛西臨海水族園では、クロマグロが泳ぐ大水槽をはじめ多くの水槽で、季節
 に合わせて水温や照明の点灯時間に変化をつけています。変化をつける理由は、
 節電の意味などもありますが、展示生物に季節の変化を感じさせることや、一
 部では繁殖行動や産卵を誘発させる狙いもあります。

  マグロの大水槽では、2月に一年で最も低い温度に下げていましたが、3月
 以降徐々に上げてきました。照明の点灯時間も冬の間は短くしていましたが、
 徐々に長くなるように調節しています。

  そして5月になり、クロマグロとともに展示している「スマ」と「ハガツオ」
 の産卵が始まりました。産卵の時間は、水温や照明点灯時間などの影響を受け
 ているようで一定ではなく、現在は、正午前後にスマが産卵し、午後2時前後
 にハガツオが産卵しています。

  チョウチョウウオやベラなど、水族園で展示している魚類の多くは、閉園後
 の照明が消える夕方ごろに産卵をしていることが多いため、みなさんが見るこ
 とはなかなかできません。しかしこのスマやハガツオは、開園中にほぼ毎日産
 卵しているので、貴重な産卵の瞬間を見ることができます。

  観察のポイントは、1.追いかけっこをしている魚を見つける、2.ハガツ
 オの場合、追いかけっこに加えて体の縦縞模様とは違う黒い横縞が現れる、な
 どです。
 
  この追いかけっこは、産卵が近づくと、いよいよ速い速度で泳ぎまわります
 ので、「異常な速さの追いかけっこ」を手がかりに、産卵の瞬間を見ることが
 できます。先頭を泳ぐメスが卵を産むと、それにあわせて後ろを泳ぐ複数のオ
 スが精子を放出するので、かすかに白く見えるのが産卵の証拠となります。惜
 しくも産卵を見逃してしまった方は、情報コーナーでスマやハガツオの卵や仔
 魚を見ることができますので、産卵シーンのビデオ映像とともに、ぜひごらん
 ください。
                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 中村浩司〕

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 ▼続・新たな視点で見てみると(40)華麗に光る「ヤコウチュウ その3」
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  前回の「続・新たな視点で見てみると(39)」では、葛西臨海水族園の裏の
 スペースで飼育中のヤコウチュウが「貪欲に食べる」ようすをお伝えしました。
 それに続く今回はヤコウチュウの本領発揮!「華麗に光る」ようすをごらんい
 ただきます。

 ・「続・新たな視点で見てみると(39)」(2012年05月18日)
 http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&link_num=20835

  小さな容器で飼っているヤコウチュウですが、餌を与えたり水を換えたりと、
 大した手間ではないのですが、それなりに必要な作業が有ります。この作業が
 ちょっと面倒くさいなと思ったときには、飼育している部屋の明かりを消して
 ヤコウチュウに光ってもらい、きれいな青い光を愛でています。

  光らせ方はとても簡単。振動などの刺激を加えればいいのです。今回のビデ
 オでは、「飼育している容器に海水を流し込む」「平たい板の上に注ぎ落とす」
 「一匹一匹が分かるように拡大して振動を与える」「飼育している容器を軽く
 たたく」、最後に一番お気に入りの「水面に浮いているヤコウチュウにフゥー
 と息を吹きかける」という方法で光らせています。

 【ヤコウチュウの発光動画】(上:Windows Media形式 下:Quick Time形式)
http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2012_06/noctiluca_3.wmv 
http://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2012_06/noctiluca_3.mov

  透明でツブツブしたヤコウチュウが発光するようすを見ていると、宮沢賢治
 の童話『銀河鉄道の夜』の一場面が思い起こされました。「北十字とプリオシ
 ン海岸」の章でのカムパネルラの台詞、「この砂はみんな水晶だ。中で小さな
 火が燃えている」。

  こんな素敵な光景をひとりだけで見ているのはもったいない! 水族園にい
 らしゃったみなさんにもぜひ見ていただきたいと思い、発光実験ができないか
 現在思案中です。
                  〔葛西臨海水族園飼育展示係 三森亮介〕

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 ▼6/9, 6/23 スタッフトーク「水族園で脱ぎました!」
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  葛西臨海水族園の「スタッフトーク」は毎月第2・第4土曜日の催し物。葛
 西臨海水族園で飼育展示している生き物や水族園の仕事など、ふだん聞けない
 話をスタッフが楽しくお伝えします! 今回のテーマは「水族園で脱ぎました!」

  生き物の中には生まれてから何度も脱皮して成長するものがいます。今月の
 スタッフトークでは、水族園の生き物たちが脱ぎすてた皮を一挙大公開!脱皮
 と聞いて定番のあの生き物から、意外な生き物までクイズ形式でご紹介します。

  日時 2012年6月9日(土)、23日(土)15時から15時30分
  場所 葛西臨海水族園 本館2階レクチャールーム

■井の頭自然文化園■====================================================

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 ▼クマネズミの新展示と出産
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  井の頭自然文化園資料館では、2007年から「いのかしらネズミーズ」と題し
 てネズミやハリネズミの展示をおこなっています。その「ネズミーズ」に新し
 い仲間が加わりました。それはみなさんの一番身近にいるかもしれないネズミ、
 「クマネズミ」です

  クマネズミは都市のビル街などで繁殖し、害獣として扱われることもしばし
 ば。それは動物園でも例外ではなく、野生のクマネズミが動物舎に入りこみ、
 飼育動物の餌を食べてしまったり、病気を運んできたりすることが問題になっ
 ています。

  そんなクマネズミですが、じつは運動神経が抜群で、足の速さはもちろんの
 こと、高い場所への登り降りがじつに得意なのです。ビル街での生活に適応で
 きるのもこの能力ゆえでしょう。そのような運動神経の良さと、私たちの身近
 にくらす動物を、より知っていただこうと、新しい仲間に抜擢されました。

  新たに作ったクマネズミの展示では、透明のパイプの中を素早く登り降りす
 る姿が見られます。クマネズミの足の裏の肉球には細かいひだがあって、登り
 降りに役立っているようです。じっくり観察してみましょう。

  当初はオス1頭メス1頭のペアでの展示でしたが、5月9日に5頭の子ども
 を出産しました。メスは展示ケース内で堂々と子育てをし、子ネズミたちはす
 くすくと育ちました。5月26日には親と一緒に透明パイプで休むようになり、
 そのあどけない姿をごらんいただけます。しかしネズミの成長はとても速いの
 で、子ネズミを見るのはお早めにお願いします。

                 〔井の頭自然文化園飼育展示係 高橋美紀〕

 ------------------------------------------------
 ▼「いきもの広場」で遊ぼう[1]子ガエルの旅立ち
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  井の頭自然文化園で毎週日曜日11時から12時にオープンしている「いきもの
 広場」では、毎回いろいろな生き物に出会うことができます。今、どんな生き
 物に出会えるのか、不定期ですがご紹介していきます。
 
  今回は、春から広場内の池をにぎわせているアズマヒキガエルのオタマジャ
 クシです。早いものは2012年5月の第一週ころから、後足が出て、前足が出て、
 尾が吸収されるという劇的な変化が見られ、5月9日には上陸した子ガエルが
 観察できました。そして、5月13日(日)のオープン時には、池のまわりに小
 指の先ほどしかない褐色の子ガエルがひしめき合うように上陸していました。
 何百匹もいるのですが、とても小さいうえに土そっくりな色のため気付かずに
 通り過ぎる子どもたちに、「何かいるよ」と教えてあげると、声もなく見入る
 子、歓声を上げる子。反応はさまざまですが、ともかくその光景には心打たれ
 るものがあります。

  さらにみんなが不思議に思うのは、変態直後の子ガエルがあまりに弱々しく
 見えることです。広場では「かんさつボード」の下や岩の隙間に、大きな大人
 のヒキガエルも見ることができます。「こうなるよ」と教えても、ズングリと
 した大人のカエルと針のような細い足の子カエルは結びつかないようです。

  じつは子ガエルの成長はとても早く、港区の国立科学博物館付属自然教育園
 でおこなわれた研究によれば、7〜9ミリだった体長は変態後約3か月で約6
 〜7倍の5〜6センチに、来年の春には約9〜10倍の7センチほどにもなるそ
 うです。弱々しく見える子ガエルも、これからぐんぐんと成長していくのです。
 
  5月末、子ガエルたちは池から移動し、広場内の落ち葉の下や「かんさつボ
 ード」の下にその姿を見ることができます。未だ弱々しさは変わっていません
 が、一週ごとに少しずつ体が大きくなっていくようです。
  池にはまだオタマジャクシも残っていますので、もうしばらくは変態直後の
 子ガエルも観察できるでしょう。子ガエルをさがすなら、今がお勧めです。
 
  そういえば、ひしめきあう子ガエルを見て「すべて大人になったら……」と
 心配する女性の方が何人かいました。どのぐらいの子ガエルが生き残るのでし
 ょう? 金沢市金沢城址に生息するヒキガエル1526匹を9年間追跡調査した名
 著、奥野亮之助氏の『金沢城のヒキガエル』によれば、オタマジャクシの時期
 の死亡率は90%、上陸後の子ガエルの死亡率は97%、さらに1歳になるまでに
 99.7%が死んでしまうそうです。頑張れ子ガエル!

                〔井の頭自然文化園教育普及係 天野未知〕

■上野動物園・多摩動物公園・葛西臨海水族園・井の頭自然文化園■==========

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 ▼東京おもちゃショー2012に出展します!
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  2012年6月16日(土)と17日(日)、東京ビッグサイトで開催される「東京
 おもちゃショー2012」のブースで、上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族
 園、井の頭自然文化園のスタッフが動物園・水族園の魅力を伝えます!
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?&link_num=20867

■ B O O K S ■=========================================================

 『つながりあういのち』

           千石正一著、発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
          2012年04月10日刊、本体1,300円、ISBN978-4-7993-1151-6

  2012年に逝去された千石正一先生の「自伝」。「たとえ自分のいのちが終わ
 ったとしても、自分の考えが残っていれば、それは『いのちがつながっている』
 ということだ。だったら、俺の考えを書き残しておこう」(「さいごに」より)。

  爬虫類の専門家として知られる千石先生ですが、中学生のときに志していた
 のは昆虫学。その後、「誰かが、爬虫類の代弁をしてやらなきゃ。弁護をして
 やらなければいけない」という思いに駆られて、その道に。クモにも興味があ
 り、カエルにも関心が強かったけれど、「なかば成りゆきでなっちゃった部分
 もある」とのこと。

  エリマキトカゲが注目されるきっかけは千石先生のアドバイスでした。その
 後、テレビ出演でも注目を集め、生き者の代弁者と活躍されました。本書では、
 食べ物の話、生き物の面白さ、世界のフィールドを訪れたエピソード、死骸か
 ら見えてくるものの話などに続いて、ご自身の病気の話から「死」の話題へ。

  本書は、「もっともっと伝えたい」という思いから綴られた千石先生の最後
 のメッセージです。

 ・ディスカヴァー・トゥエンティワンhttp://www.d21.co.jp/書籍紹介ページ
  http://www.d21.co.jp/products/isbn9784799311516

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 N E W S C L I P S
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●環境省、トキの緊急度「野生絶滅」から「絶滅危惧1A類」に下げることを検討
http://mainichi.jp/select/news/20120530k0000m040144000c.html (毎日)

●シーラカンスの胃から菓子袋──アクアマリンふくしま発表(47news)
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052801002206.html

●コフラミンゴ、初孵化──宮崎市フェニックス自然動物園(宮崎日日新聞)
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=46147&catid=74

●ウンピョウ、国内初人工授精──よこはま動物園(朝日)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001206010003

●木曽馬の放牧始まる、開田高原(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20120601/CK2012060102000006.html

●アカウミガメが姫路市立水族館で産卵、兵庫県内で初(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005099859.shtml

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Author:idolhappiness
ようこそ!!!
サイトのUP情報、動物ニュース、エンターテイメント情報の紹介日記を綴ります。


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